当サイトの活動について【追憶編】

今日は当サイトの活動について書きたいと思います。
実は元々札幌のランチバイキング情報から始まった当サイトのコンテンツですが、仕事が変わりランチバイキング情報の更新が難しくなったこともあり、方向性の転換が求められました。
かまいたちの夜』でサウンドノベルに傾倒していた私は、自分でサウンドノベルを制作するためにプログラムを組んでいました。
システムとしては最低限動くものができたのですが、肝心のシナリオがなかなか完成しない状況でした。
そこで閃いたのがシステム自体をコンテンツとして提供するというアイディアです(『SNEC』の名で公開)。
既存のサウンドノベル制作ツールを少し触ってみてはいたのですが、使いこなせなかったり、求めていた機能がなかったりして、自分に合うものが見つからないでいました。
そんな私でも制作できるような仕組みとして作っていたので、自然と初心者向けのツールになったのかなと思います。
正直他のツールを研究したりしていなかったので、一般的なツールで何ができるのかということはあまり把握しておらず、ユーザーさんからの要望を反映していく形でバージョンアップしていきました。
速い時には要望を頂いた当日に機能を実装する位のスピード感で制作していました。
そんな中でウェブリング「みんなでサウンドノベル」(通称みんノベ)を立ち上げ、文字通りみんなでサウンドノベルを作ろうとしました。
参加者それぞれが全く違うジャンルのシナリオを持ち寄るオムニバス的な構成だったのですが、登場人物の設定は共通というのが大きな特徴でした。
登場人物は参加者それぞれの分身であったり、考案したキャラクターであったり、とても個性的でした。
かなり制作が進んだ参加者もいたのですが、全体としては残念ながら未完に終わってしまいました。
その要因はやはり私のリーダーシップが不足していたことに尽きます。
一本のゲームを仕上げるにはメンバーを強く引っ張るリーダーの存在が欠かせないと感じています。
私は主催者であるにも関わらず、皆さんをまとめることができず、年長者の方々に頼り切りになっていたのです……。
その後、ウェブリングの仕組み自体がなくなってしまったこともあり、「みんなでサウンドノベル」は完全に幕を下ろしました。
しかし、未完に終わったものの、良い仲間と出会えたことは何よりの財産だと思っています。
あれから15年位経ちますが、当サイトが形だけは無くならず継続していたおかげで、何名かの方から連絡を頂いたりしました。
仕事の面でもプライベートの面でも皆さん色々あったと思うのですが、当時を懐かしむ場所として思って頂けるだけでも継続していて良かったなと思う次第です。