<第702回>スタンドアローンコンプレックス後編

「ネットでの不毛なやりとりに辟易した」というなら理解できますが、しかし、それもまた、オフラインの日常生活と形が違うだけで、人と人との関わり合いという意味では全く同質のものです。
例えば、日常生活において、言動に問題がある人がそのままの態度でネットで発言すれば、オフライン同様に非難されるのは当然です。
私が言いたいのは、「オンラインだから」「オフラインだから」ではなく、中心にあるのは自分自身なんですよということです。
おかげさまで、私はネットでの活動においても良い仲間に恵まれ、紆余曲折はありながらも、間もなくHPが4周年を迎えます。
このことも実は、私の中でオンラインとオフラインのボーダーラインが緩いからに他ならないと考えています。
その根底にあるのは、「自分の作ったものを見てくれてありがとう」というプリミティブな気持ちです。
ネットに繋げないこの状態は、改めて考え直す良い機会となりました。