新年一発目ということで

ちょっとした話を。


私が社会人になりたての時に、「未来のビジネスモデルについて」というような内容のレポートを書いたことがありました。
その中で、面白いことを書いていたのを思い出したので、紹介したいと思います。


昔から私はPCでの創作を楽しんでおりました。
活動を始めた当時というのは、ネットではなくパソコン通信の時代でした。
マチュアの活動については、今ほど敷居が低くなく、まだまだごく一部の人達のものという感じでした。
かく言う私も細々したものを創ってはいましたが、同人には手を出せず、友達に見てもらう程度の活動でした。
絵があまり上手くない私は一枚の絵を仕上げるのに相当な時間がかかり、プレイ時間1時間程度の作品を創るのに3年半かかったりしていました。
そこで思ったのが、「もっと手軽に簡単に素材が手に入らないだろうか?」ということです。
今でこそ素材集がPCショップで普通に売られていたり、個人サイトで無償配布されていたりしますが、当時は全部自分で用意するか、仲間を集めて作ってもらうかしなければなりませんでした。
そんな願いにも似た気持ちで私が考えたのが、将来きっとアマチュアリエーターの為のビジネスが台頭してくるというものです。
皆が同人ソフトを作るとかいうことではなくて、誰もが創作活動を楽しめる時代が来ると考えたのです。
あれから何年も経ち、それが現実のものになりつつあります。
PCソフトについては、まだ誰もが簡単にとはいきませんが、HSPなどのおかげで随分と間口が広がりました。
HPやブログ開設はいまや当たり前の時代です。
それに応じて、素材サイトの数は膨大になっていますし、私自身も素材を配布するに至りました。
クオリティの高いものは有料であっても売れています。
プロとアマの境界線があいまいな昨今、アマチュアの作品がプロの販売数を超してしまうことも少なからずあります。
マチュアリエーターの数を考えても、今後はビジネスのターゲットとして無視できない存在です。
きっとアマチュアの創作活動はますます盛んになり、さらに大きな市場を作り上げるに違いありません。


さあ、皆さんも始めましょう、SNECで(笑)