久々に本を読む日々なのです

ここ最近親しい友人から本を借りたのをきっかけに色々読んでいます。


一冊は昨年押尾事件で話題になった(真偽ははっきりしないですが)PJの野口美佳氏著『男前経営論』。
言っていることが二転三転している箇所があったり、「社員間でいざこざが起きた時は仕事が出来ない方を叱る」とか少々合点のいかない点がありましたが、氏の成功までの道のりを知ることが出来た点は価値が無くもなかったかなと。
何点か成功の法則的な項目も書かれていましたが、どれも文章以上の深さを感じないというか、やっぱり「感覚」によるところが大きいのではないかと感じました。
もし、これまでの成功がその「類稀な感覚(という仮定ですが)」によるものだとしても、幹部社員とはその感覚を完全に共有出来ているという話だったので、それが本当であれば、社長が代わっても安泰なんでしょう。
結局、元夫が会長だったことが成功への一歩だったと思うんですけどね。


もう一冊は『カモメになったペンギン』。
ジョン・P・コッター氏の著書です。
危機回避の術をペンギンのキャラクター達を用いて描いた寓話です。
100Pしかありませんし、物語として平易な言葉で綴られていますので、読むのが遅い私でも1時間半で読めてしまいました。
実際問題、書いてある手法が必ずしも有効であるとは思いませんし、私が勤めている会社のように一族経営でワンマンな社長の場合、チームを作って何かやること自体が出来ないということもあるのです。
例えば、規模的に安全衛生委員会の設置が必須であるにもかかわらず、「(お前らには)何をやったらいいのかも分からないのに、こんなに(人数が)集まってたら駄目だ!(時間があったら売るものを作れ)」という風に一喝されて空中分解しちゃう会社もあるわけです。
因みに、この直前にはあわや死亡事故という位の労働災害があったにもかかわらず、です。
もし、万が一その方が亡くなってしまっていたら、会社の存続だって危いものだったのです。
リスクマネジメントとか言葉も知らないのではないでしょうか……。
というわけで、あくまで「こうなったら理想だよねぇ」位の話ではあるのですが、ビジネス書をあまり読んだことがない新卒の方や学生の方には入門編として良いかもしれませんが、それなりに社会経験がある方には強くお薦めは出来ないかなというのが私の感想です。
(絶賛している人も多いので、ひょっとすると私の読み込みや知識が足りない恐れもありますが……)


それから、精神的に不安定な時に自分で購入していた、ジェームズ・アレン氏著の『きっと!すべてがうまくいく』。
要は自分の心の持ちようで、全ては変わるということが書かれています。
あとがきによると、氏の生き様は正に本文通りだったようで、その為か言葉一つ一つに説得力があるのです。
「確かにそうだよなあ」と思わされます。
結局真の敵は自分の心の中にあるんでしょうね。
自己中心的で他人の心を顧みない人は幸せにはなれないと。
やっぱり、愛だよ、愛(笑)